| ズズ、と瓦礫が蠢き、少女を見据えたのは灰色のドラゴン。爪が赤く染まっているのは人の血だろうか。それともドラゴンが狩る動物のものだろうか。 「ひ、ぃや……!」 少女は怯えて後退りしていく。 その時、灰色のドラゴンが苦痛に染まった声を上げる。少女がそうっと目を開くと、黒いドラゴンがいて、灰色のドラゴンの首筋に噛み付いていた。 ドラゴンの弱点は首。気管を塞がれては人が生きられないように、ドラゴンも首に噛み付かれて気管を押し潰されてしまうと弱い。普通はそこまで接近しての戦いはない。勿論弱点だと理解しているからこそ狙われないように慎重になるし、鋭い牙や爪、頭部の角のようなものなどでガードしているためよほど近寄らないと首に噛み付くのは難しいのだ。 しかし、気管を塞がれたからといってすぐに戦闘不能に陥るわけはない。黒いドラゴンが押さえ込んでいるのか、それほど激しく暴れてはいないが……やはりドラゴンはドラゴン。二頭ともさほど大きくはないが、それでも十分に大きい。 少女は家具にしがみついて必死に揺れに耐えていた。 そしてもみ合いが続いて、突然途切れる。再度閉じていた目を開くと、二頭のドラゴンの姿はない。良く見るとまだかろうじて残っていた壁を突き破り、外に出ていた。 灰色のドラゴンはふらふらになりながら飛び立っていった。憎々しげな目を倒れている黒いドラゴンに向けて。 少女は、ドラゴンの方に落ちたらしい少年の姿を求めて途切れた床の方に歩いていく。 しかし、ふらついていたためか足を踏み外してしまう。見るものがいたら後に絶対悲惨な状況を想像しただろう。 「ぃや! お兄ちゃ、ん助け、て!」 ――危ない! 落下の瞬間響いた声は、誰のものだったろうか。 少女が着地したのは瓦礫の上で、大怪我をした、わけではなかった。黒い床のようなところへ勢い良く着地したのだ。勿論瓦礫に落ちたときよりは痛くなかっただろうがう雨紛痛い。クッションで出来ているわけでは無いのだ、この黒い床は。 少女がぎゅっと瞑っていた目を開く。黒い床を見つめ、上を見上げる。……そこには灰色のドラゴンを追い払った黒いドラゴンの顔があった。 少女の顔が恐怖に染まる。 ――良かった、 「やだ、化け物ッ……! お兄ちゃん、助けて……!」 黒いドラゴンの目が見開かれる。 少女をそうっとまだ崩れていない扉の方へ下ろし、瓦礫を砕きながら後ろに下がる。 その様子を息をのんで見つめていた少女の頬に水滴が落ちる。見上げるとまだ少女の上にあったドラゴンの瞳から伝って落ちてきていた。 「え……泣いて、るの……?」 そして黒いドラゴンはふいと顔を空に向け、飛び立っていってしまった。 少女はそれを呆然と見つめていた。 ++++++++++++++++++++++ これは何か普通にシリアスですねぃ(何 シリアスさを保つため短めにして投稿します。 ?????短いからやっぱり他のも投稿しようかなぁ。どう思います? あ、ちなみにドラゴンをこの子は見たことがありません。 この世界では珍しいものじゃないんですけどね。 私は、泣きじゃくる浩樹を抱き締めながらあやしていた。私の傍らで秀が言った。 スマナイ舞、今日の所は、帰ってくれないか。 哀しそうに舞が聞いた。秀さんどうするの。 僕は、ピノが心配だから、暫くここに居るよ。 分った、ごめんなさい、こんな事になって、比奈乃さん。舞は、申し訳なさそうに謝っていた、でも私の腹の虫は収まらなかった。 秀、貴方も帰ってよっ、貴方達の顔なんて、もう、見たくないわっ出てってよっ。 ごめんなピノ、僕のせいだよ、彼女を連れてくるんじゃ無かったねっ。でも、僕は、帰らないよ。 達哉君に、もう君達を任せる訳には行かないよ。秀は、出て行く舞いを見送らず、私の傍を離れなかった。 秀、貴方舞さんと結婚したかったんじゃ無かったの。 昨日も言ったろ、君が一番好きなんだって、達哉君が君を不幸にするなら、僕がさらって行くって。 秀、ありがとう。 二人の身体は淫靡な痙攣に支配されもう、達哉を止める事は、誰にも出来ないだろう。 二つの糸車がカタカタと音を立てて廻り始めたのであった。 これを境に私は江國さん苦手になった作品なんですよね~ ず~っとこれ読んでから読んでなくて、ここ最近またコレ以降の作品を読んでますが やはり苦手です 初期のフワフワした現実感ないもののほうが好きです 結婚したり、賞を取ったりして変わってしまったのでしょうね それが作家としての成長かもしれず、私が成長してない証でもあるのかも 「うんとお腹をすかせてきてね」 これはウエハースの椅子の一部分みたいな感じですね 「サマーブラッケト」 上のその後みたい 「動物園」 やっぱり子供欲しくな~いって思っちゃいました これは夫が浮気してるのか? 子供がイヤだから帰らないのか?分からないけど???? ほかにも色々短編入ってますが???? 何も書くことがない 印象に残らないと、心に響かない それだけじゃなくて、全部後味が悪くて爽やかじゃない 何も言いたいのかわからないし どうしたいのかもわからない ず~んと気分が沈みます あのキラキラした透明感のある文体はどこ行ってしまったんだろう? 何か客観的で突き放して 「私は傷つかない」って思い込もうとしてるみたい それが痛々しい 初めて読む方には薦めません 初期の彼女が好きな方もイマイチに思うかもしれません 賞以前の作品のがいいですね~ 本日志相关的主题: |